8月に読んだ本

上半期はほとんど本を読まなかった。何をしていたかと思い返してみても、なんだかぼんやり日々を過ごしていた気がする(あとアイドルにハマった)。

去年から満足に旅行もできない世の中になって、私ってやっぱり旅をすることで自分を保っていたのかもしれないなあと今更ながら実感しています。別に今だって旅行はできるけど、もちろん行くことでの影響も考えないわけではないし、行っていることについての周りの目も気になる…行くのは自由だと思うけど、考えもなく気軽にほいほいというわけにはいかないし。

一年中次の旅行はどこに行こうかとか、どんな風に移動しようかとか、そんなことばかり考えている人生だった。今それができなくなっていることで、私は私の人生を生きていられてないなと思わずとも感じていたんだろうと思う。

前は旅のことを考えたり、旅に出たり、本を読んだりすることで結構自分の世界を保てていたけど、今はそれが推しグループだけになってしまっている気がして、それはそれでよくないことだなと思うので、やっぱりまた本も読んで文章にも触れたいな。

ちょっと前に読んだのとものすごくちょっとずつ読み進めていたのでつまみ食いみたいで忘れてしまった…。でも、月光荘が海を見られたと喜んでいるシーンが好きだなあ。月光荘が話すとき、子供みたいでかわいい。

次が最終巻らしい。下鴨アンティークと後宮の烏、毛色は違うけどこの二つがやっぱり特に好きだしおすすめしたい。いよいよクライマックスに近づいてきたという感じがすごくあって面白かった。いつも思うけど、オリジナルの設定を適当に考えるんじゃなくちゃんと地域の特性やそこに至る説得力のある背景を考えられているのが本当にすごい。どうなるのか次巻もとっても楽しみです!