JO1|Dreamer
いつもツイッターに張り付いているので、他の人の感想に「そうそう」となって終わりがちなのですが、本来語りたがりの人間なのでツイッターよりもブログに向いているのかもしれないとあらためて思い返す今日この頃です。
noteも作ってみたけど、基本何も気にせず書くのはやっぱりはてなの方がなんか性に合うかもしれない。供給に対しての感想を書くときはこっちにしようかな。
今週あんまりタイムラインを追えていなかったので、逆にいろいろいろ書きたいことが出てきてブログ書きたい欲を満たすぞ~と意気込んでいます。なんかDreamerの感想書くつもりがただの自分語りになってしまった!通常運転です!
なんか日曜日に急に「日付変わったらドラマの主題歌配信するやで」ってお知らせきてめちゃくちゃびっくりうれしかった!これからどんどんいろんな新しい映像も曲も公開されるのかなあと思うとワクワクが天井を突き抜けるね~!!!
となんか前置きが非常に長くなってしまったんですが、Dreamerもめちゃくちゃ良い曲だなあと思って。私はもともと歌をなんだろう、音楽としてしか聴かないタイプ?というか「声」と「メロディ」「リズム」が私にとって大事で、「歌詞」はほとんど頭に入ってこないタイプの人間です。ただJO1の曲に関しては歌詞もすっと届くことが結構多くて。それはやっぱり「大好きな子たちが大切に作って届けてくれたもの」*1という認識が強くて、聴くにあたって受け取りたい気持ちが大きいからだろうなあとは思っているのですが。
- きまちゃんの声がかわいすぎる~~~~~(´;ω;`)ウッ…
- でもパートがワンフレーズしかなくて、きまちゃんは、きまちゃんは悔しい思いをしてはいないだろうか…という気持ちもありつつ
- 蓮くんの「Oh 君と行けるはずさ」の声かっこよすぎん????蓮くんって基本高音美声だけどこういう低めの力強い歌声も出せるんだなあすごいなんてかっこいいの…って普通に歌声にときめいた
- 蓮くんメボ陣に次いでパート多いというか良いところを任されてること多いよね。私は蓮くんの声ってJO1の曲のスパイス的存在だと思っていますというか普通にめっちゃうまいよね…じゅんきはパワフルボイスでリーダーはハートフルボイス(…)で蓮くんは技巧美声って感じ(四文字熟語みたいに言う)
- しょせちゃんの声めちゃくちゃ心にじーんとくる~~~~低いんだけど本当に優しくてあったかい歌い方をするよね。特に「秘密さNobody else knows」がめちゃくちゃ良いなって思った。しょせちゃんほんとに自信がないから言わないでいてねってした秘密の約束を、誰にも言わずにずっとそっと見守ってくれそうな感じがある。
- 景瑚、どんどんパート増えていっててすごい~~~景瑚の甘い声も得難いものだよね………
- 豆ちゃんは本当に歌が上手。センス大量発生と言えばたっくんですが、豆ちゃんも相当器用で安定して何でもできるのすごいなといつも思う。力んでないのに伸びのある歌声が好きです
- 私瑠姫くんのラップ結構好きなんですよね…ボーカルよりもラップに合っている声質のような気がしてる(今回はラップ?って言っていいのかな)
- みんな本当にうまいしやっぱりバラードだから特に気持ちが伝わるんですけど、特に感じたのはこんなところだな~~~
- イェイェイェイェイェ……
以下自分語りの雑談
*1:もちろんどんなアーティストの曲もみなさん同じように大切に作っていらっしゃることは承知しているけれども…!
ムーミンの原作を読んでいくことにした
先日、トーベ・ヤンソンの映画を観に行った。私は(きっかけは忘れたものの)ムーミンが好きで、ヤンソン展やムーミン展も行ける機会があればできるだけ足を運んでいたので、ここは観ておくべきではないかと思ったのだ。
小さいころアニメを観た記憶はあるが、そもそもムーミンやパパやママ、スナフキン、ミイ、スノークのおじょうさん(アニメでは確かフローレンと名前が付けられていた)など、名前やキャラクターを知ってはいても、物語の中身は全く知らなかった。トーベの映画を観ることで、その成り立ちを少しでも知ることができるのではないかと思って観に行ってはみたものの、実際映画はトーベの人生の物語であって、ムーミントロールやそれを取り巻く世界のなんたるかはたいして出てこなかった。
映画自体はそこそこ面白かった。トーベ・ヤンソンという女性がムーミンというキャラクターを得て人生の成功者になったというような描かれ方ではなくて、彼女は理想と現実の狭間でもがきながら生きていたし、私生活はなかなかに大胆だったようで、映画の中でも男性と不倫をしたかと思えば女性と運命的な恋愛をし、また男性と結婚したりしていた。魅力的なひとだったのだろうと思う。
人生の後半を共に島で暮らしたトゥーリィッキという女性がよく知られているのかと思うが、彼女と出会う前に交際していたヴィヴィカという女性と、トーベ自身をモデルにしたキャラクターがムーミントロールの物語に出てくる。トフスランとビフスランだ。私はこの日記の最初に書いたように原作の本を読んだことがなく、彼らがどういう存在で、どんな背景を経て生まれたのか全く知らなかったので、興味深かった。
トーベの映画を見たあと、最近はもう気が向いたときに覗くだけになっているFacebookを開いていると、私がずっと気になっては参加ボタンを押せなかった「猫町倶楽部」という読書会のお知らせが届いていた。1年かけてムーミンの原作を読んでいく、という趣旨の読書会だった。
私はずっといつかムーミンの原作を読もう読もうとは思っていて、ジュンク堂に行くたびに目に入る「トートバッグがついてくる!」というムーミン全集を横目に見ていたので、これは今がタイミングかもしれない、と参加ボタンを押した。ここ最近は全くと言っていいほど読書習慣がなくなってしまっていたし、こうやって強制的に本を読む機会を作ろうと思ったのだ。
かくして私は、1年越しぐらいにやっとBOX入りのムーミン全集を手に入れた。もちろん、ジュンク堂で。
読書会自体は『ムーミン谷の彗星』から始まっていたため、私は2作目の『たのしいムーミン一家』から参加することになった。読書会の参加条件には当然、課題図書を読み切っていること、がある。そこで、最近薄れていた読書の感覚をなんとか復活させて読み切った。
『たのしいムーミン一家』は、ムーミン谷の人々が冬眠に入るところから始まる。春が来て、一足先に目が覚めたスナフキンを追いかけてムーミントロールが目を覚まし、まだみんなが起きていない中出掛けたおさびし山のてっぺんで不思議なシルクハットを見つけ、その帽子がさまざまな騒動を引き起こすというストーリーだった。アニメの記憶もさほどなく、正直なところ数人のキャラクターしか知識のない状態だったので、ムーミンの家には意外といろんな人が寝泊まりしていることや、ピクニックの必需品に「たまごのかくはん器」が含まれていること、ムーミン谷が存在する世界にはアメリカも存在していることなど、へえ、と思うことがたくさんあった。あとニョロニョロは案外無害な存在でもないらしかった。
私はトーベ・ヤンソンの描くムーミンの独特な絵が好きで、話の内容ももちろんなのだけれど、挿絵の美しさが嬉しかった。後半にムーミンママが失くしたハンドバッグを見つけた人へのお礼に開催するパーティのシーンがあるのだが、夜の花火とパーティの喧騒を白と黒だけで表現している挿絵がとても綺麗で好きだった。
初めて参加した読書会も面白かった。新訳の訳者さんが参加されていたり「スナフキンとムーミンの関係にBLみを感じた」という話があったり。児童文学好きの参加者さんがいらっしゃったりして、私もずっと児童文学が好きなので、読書好きが大勢集まると私のような嗜好の人も少なくないのだなと思って嬉しかった。印象に残ったシーンはぞれぞれ違ったり、「確かに」と同意できるところもたくさんあったりした。感想を言葉にすること、自分の思ったことを人に伝えること、最近はあまりしないようになっていて、たまにはこういう場で伝える練習をするのもいいなと思ったのだった。ので、今深夜にこのブログを書いている。
ひとつ、私が印象に残っている台詞がある。「飛行おに」がみんなの願いをどんなことでも叶えようとしてくれるシーンでの、ムーミンパパの一言だ。
「だけど、えらぶのがひどくむずかしいわい。思いつくものはどっさりあるが、ぜったいにこれでなくちゃならんというものがない。温室は自分でつくったほうがおもしろいし、こやしの山だってそうだ。それに、わしはたいていのものはもってるんでなあ」
ムーミンの物語を読んでみて、特に何かを伝えたいという深いメッセージ性のある物語だとは感じなかったけれど、この一文だけは読んでハッとさせられた。私自身、日々いろんなことを求めがちだけれど、自分の持っているものや求めるもの、おもしろさ、なんかは自分で探してつくっていくこともとても大事なことだ、と感じた次第。
読書会は一年かけて全作品を読み切るところまでいくとのことなので、今後も参加してムーミンの世界に詳しくなっていきたいと思う。
8月に読んだ本
上半期はほとんど本を読まなかった。何をしていたかと思い返してみても、なんだかぼんやり日々を過ごしていた気がする(あとアイドルにハマった)。
去年から満足に旅行もできない世の中になって、私ってやっぱり旅をすることで自分を保っていたのかもしれないなあと今更ながら実感しています。別に今だって旅行はできるけど、もちろん行くことでの影響も考えないわけではないし、行っていることについての周りの目も気になる…行くのは自由だと思うけど、考えもなく気軽にほいほいというわけにはいかないし。
一年中次の旅行はどこに行こうかとか、どんな風に移動しようかとか、そんなことばかり考えている人生だった。今それができなくなっていることで、私は私の人生を生きていられてないなと思わずとも感じていたんだろうと思う。
前は旅のことを考えたり、旅に出たり、本を読んだりすることで結構自分の世界を保てていたけど、今はそれが推しグループだけになってしまっている気がして、それはそれでよくないことだなと思うので、やっぱりまた本も読んで文章にも触れたいな。
ちょっと前に読んだのとものすごくちょっとずつ読み進めていたのでつまみ食いみたいで忘れてしまった…。でも、月光荘が海を見られたと喜んでいるシーンが好きだなあ。月光荘が話すとき、子供みたいでかわいい。
次が最終巻らしい。下鴨アンティークと後宮の烏、毛色は違うけどこの二つがやっぱり特に好きだしおすすめしたい。いよいよクライマックスに近づいてきたという感じがすごくあって面白かった。いつも思うけど、オリジナルの設定を適当に考えるんじゃなくちゃんと地域の特性やそこに至る説得力のある背景を考えられているのが本当にすごい。どうなるのか次巻もとっても楽しみです!
2019年GWスペイン旅行③
グラナダ街歩き編。グラナダに着いたのがお昼ぐらい、それからホテルに荷物を置いて休憩もそこそこにアルハンブラ宮殿へ向かい、滞在5時間。
つまりグラナダではアルハンブラ宮殿以外のどこにもほとんど行く時間がありませんでした(過密スケジュールを組みすぎた感があるが、目一杯目的を達成するためなのでしょうがない!)。
ただ、やっぱり私はなんともなく街をぶらつくのがとっても大好きだなぁと改めて。スペインの南の方は気候も暖かくて夕方でも活気があって明るくて、疲れもなんのその、となってしまうね。
アルハンブラ宮殿とはまた全然違った街の雰囲気。
街の雰囲気自体はほかのヨーロッパの国とそんなに大きく違った印象はなかったな。アルハンブラ宮殿の緻密な彫刻に圧倒されすぎた。
風船売りのおじさん。
ポップなキャラクターの風船ばかりなところ、街並みとおじさんも相まってミスマッチな感じが好き。
旧市街の坂を上って、アルバイシン地区の展望台からアルハンブラ宮殿を見に行ってみよう、ということに。なかなかの坂道を上っていきます。この時点でもう結構な夕方。
紅茶の茶葉がずらっと並んでいるのが面白い。かなりたくさんあって、買って帰りたかったな~。一日じゃほんとに不完全燃焼!
欧州ではよく見かける移動式メリーゴーランド。乗ったことはないけど、なんとなくこのノスタルジックな雰囲気が好きで、写真に収めてしまう。そしてこのドナルドは合法ドナルドだろうか?
これが夜の19時ぐらいの空!夏のヨーロッパは夜まで明るいから、遅くまでぶらぶらしてしまいます。
しかし母、60過ぎてるのに旅行に行くとびっくりするほど元気!
サンニコラス展望台から臨むアルハンブラ宮殿と、その背景に立派な雪をかぶったシエラネバダ山脈。かっこいい景色だなあと終始感動。
この大パノラマ、みんなそりゃあ見たいよな、と思うぐらいたくさん人がいた。しかし本当にかっこいい。要塞だなあ。
広場の近くの教会で売っていた、イスラムのおやつ?見たままの味だと思います。
素朴な味わいと、そしておじさんが入れてくれるミントティーを一緒に。
晩ご飯は軽くバルで。インスタでスペイン通のお姉さんに教えていただいたお店で、これもお姉さんにおすすめされたナスのフリット!
カラッと、というよりふわっと揚げてあって、味の濃さが絶妙でした。
でも個人的にはこのトマトのマリネが美味しすぎた!なんだろう、ニンニクのドレッシング?めちゃめちゃおいしかったんだよなあ~。スペイン、野菜が全部美味しかった。
ちなみにグラナダはバル巡りがおすすめとのこと。ドリンクを一杯頼むと無料でタパスが一品ついてきて(意味が分からない!)、ドリンク代だけで結構お腹いっぱいになるみたい。
返す返すも一泊だったことが悔やまれる。リベンジしたいなあ!と今でも母と話しています。
ホテルの朝食。
一泊だけだったのがもったいない、豪華なホテルでした(今回の旅のホテル選びはだいたい母が。私だけだとこんないいところ泊まらない)
エントランスもほら、良いホテル感ある!朝ごはんはいつもたらふく食べて昼兼用にする、という我が家のポリシー。お腹ぱんぱんになるぐらいまで食べて、タクシーで長距離バス停へと向かいます。
次はいよいよ私がスペインにずっと行きたかった理由の街へ。
2019年GWスペイン旅行②
スペインに来て三日めはバルセロナを離れ、グラナダへ。グラナダは'ザクロ'という意味の街らしい。
バスや電車でも行けるようだけど、私たちは空路で。小さな飛行機で1時間ぐらいの短いフライトだったけど、グラナダに近づくとシエラネバダ山脈の立派な山並みがよく見えて、結構おすすめです。
グラナダにはアルハンブラ宮殿という世界遺産があるのだけれど、こちらもずーっと行きたかったところ。ただ、グラナダは一日しか時間がとれなかったので、観光はアルハンブラ宮殿だけ。ホテルに荷物を預けて一息ついて、アルハンブラに着いたのは12時過ぎくらい。楽しすぎて結果5時間ぐらい滞在していたけど、正直ほんとうはもっといたかったくらい。見られなかった場所もあったし…
というわけで、アルハンブラに行くときはツアーじゃなくて個人旅行をおすすめします。ツアーでちょろっと見るだけだと、足りなすぎて不完全燃焼になると思うな。
まあとにかくお天気が良くって!そこかしこにいろんなお花が咲いていてすごく気持ちよかった。水路もたくさんあって。多分これジャスミンの花だったと思うんだけど、めちゃくちゃいい匂いが漂っていた。幸せの楽園か…?
「大使の間」
ここの天井、本当にすごかった!部屋の中なのに、明かりがあるわけでもないのに、星空が広がっているようだった。何枚も写真撮ったけど結局一枚も綺麗に撮れず。これは本当に感動するから見てほしい…
「アラヤネスの中庭」
ここが一番宮殿の中心なのかな。向かい側の入り口から入るのが「大使の間」、いちばん重要な部屋とのことです。
下の二枚は「リンダラハのバルコニー」。とにかくどの部屋もどの壁も彫刻が美しくって釘付け。
アラビア文字って全然読めないけど、文字なのに模様に見えるのがとっても不思議だなあと思って、ずっと見ていた。どれだけ眺めても飽きないし、それぞれいろんなパターンの模様になっていて、どれだけの数のパターンがあるのだろうと驚かされます。
「二姉妹の間」
これなんて鍾乳洞の中にいるみたい。天井までこんな凝った造りにするなんて、当時の職人さんってどんな技術を持っていたのだろうと思うし、どれぐらいの時間がかかったんだろう。
「ライオンの中庭」
この不思議な生き物の彫刻はライオンだそう。かつてこの中庭に続く広間で虐殺があり、水路には大量の血が流れ込んだのだとか。そんなことはみじんも感じさせない真っ白な空間でした。今も水が流れています。
左側が「リンダラハの庭園」。
オレンジの木が植わっていて、オレンジの庭園とも呼ばれているそう。ここ、影があって涼しくて好きだったな。この噴水、エクスアンプロヴァンスで見た街中にあった噴水にそっくりだなあと思っていた。
ナスル宮を出たら藤の花が綺麗に咲いていた。緑が美しくって、建物の城や赤の壁とのコントラストっていうのかな、好き。
ナスル宮を出たところにあった宮殿の窓。壁と窓枠の素材?の違いとか、窓枠の彫刻の細かさが面白かった。し、窓の向こうに見える丘に向かう道も何となくロマンを感じる。
ヘネラリフェ宮殿の前のバラ園から臨むグラナダの街とアルカサル(要塞)。5時間いたくせにアルカサルには結局行かなかったな。またいつか訪れる機会があることを祈りつつ。お花がたくさん咲いていて本当に綺麗だった。
ヘネラリーフェ離宮
ここ!ぜひともこの庭園は訪れてみたかった。よく見る写真だと思うのだけど、この噴水のある中庭は「アセキアの中庭」というそう。*1ヘネラリフェはアルハンブラの中でも少し高い場所に他の建物を見下ろすように立っている。ここは王たちが余暇を過ごす離宮だったそう。ナスル朝宮殿に比べると装飾が少なくて質素で。そして人がいないときっととても静かであろう雰囲気。
でも、窓から街やほかの宮殿を見下ろすことができるから、近場で休息できる使い勝手のいい場所だったんだろうなぁ。
とにかくアルハンブラ宮殿は美しくて歴史のあるとても見ごたえのある場所でした。スペインを訪れる際にはぜひ、ゆっくり時間を撮って訪れてもらいたいところ。
私もいつかまた行ける日がくるといいな、と思います。
*1:真ん中の掘割=アセキア
『白銀の墟 玄の月』
やっと読み終えた!
www.shinchosha.co.jp
私が十二国記をちゃんと読んだのは数年前のことなので、18年も待ちわびた方々の足元にも及ばないのですが、それでも待っていたよ…!
小野主上ありがとうございます、大長編の執筆ほんとうにお疲れさまでした。
感想に入る前に、すこし読んだ経緯の話を(自分語り…)。もともと十二国記のことは知っていて*1、読んではみたいと思って実は何回か挑戦したことがあって。たぶんそのころそこまでネットにどっぷりつかっていた訳じゃないから、面白いらしいし読んでみよう、っていう程度で、当然シリーズの一作目から読んでみたはいいものの、どうしてもつらくて読み進められなかった。そのあとも何度か挑戦してみたけど、いつも途中で脱落してしまう。きっとそのときの自分の環境とかメンタルにも影響されるんだろうなとは思うんだけど。
そんなこんなで何度目かの挑戦をしようかなと考えていたところ*2、ジャニーズで知り合った姐さんに「『図南の翼』とかから読んでみるといいよ!」と勧めてもらって、読んでみたらびっくりするほど面白かった。感想を書くと長くなるのでそこはまたいつの日か。でもまだ一作目を読める気がしなかったから、次は「東の海神 西の滄海」を読んだのだったかな。この二冊を読んでやっと陽子の物語を読んでみようという気になれた。このシリーズはこんな世界観なんだ、やっぱり小野作品の面白さは間違いない*3と思って、
十二国記がだめだったんでも、陽子がだめだったんでもなくて、月の影〜の上巻が他の巻に比べて精神的に追い詰められる展開が読んでてしんどかっただけだと数冊読んで気づく
— さ (@Hlyrnir) 2013年1月15日
結果、ここに行きついたという話。そこからはもう怒涛の勢いで既刊を読破。読み終えるころにはこれを読んでしまったら十二国記の続きが読めない…と悲しみに暮れる程度にはどっぷりと浸かってしまったのだった。うん、間違いなく面白いとは思っていても、一巻マジでつらいよね。十二国記をお勧めする人がこぞって「下巻まで頑張れ」「ネズミが出るまで頑張れ」と言うの同意しかない。私も一人で読んでたころにそれ教えて欲しかった(笑) 続きを読む