いろんな経験ができることはうれしいことです


週末に関東からお友達が来ていたので、案内がてら神戸の山側をぶらぶら観光してきました。その辺のことはまたぼちぼち書こうかなあ、なんておもっているのですが、ひとつ興味深い体験をしてきたのでその話を。



実はお友達を案内するときにどこがいいかな?神戸って何があるかな?と考えていたんですが、異人館南京町…とそれ以外特になくて。横浜から来てるお友達だし被ってるよな…とかおもったりしていて笑。まあ、時間がたくさんあればオススメしたいところはたくさんあったんだけど、今回はコンサートのついでだしそんなにがっつり時間はないかなーということで。いろいろ考えていたら、そうだモスクがあった!とおもったんです。存在は知っていたし、神戸は本当にいろんな国籍の方が暮らしていて、いろんな文化が垣間見れるので、そういう意味でも(個人的にも)面白いかなとおもって。
モスクの目の前に立ってみるとやっぱりそこだけ少し違った雰囲気ではあったんだけれど、決して街に拒まれている風ではなくて。お香の不思議ないい匂いが漂っていました。お友達と恐る恐る入ってみたところ、えらく普通のお兄さん(なんならちょっとB系みたいな)がいて、見学することを快く受け入れてくださって。礼拝のためにいらしていた妹さんにいろいろとお話を聞かせてもらいました。ちょうど礼拝の時間と重なっていて、女性の礼拝場所は2階ですよーっということで2階に案内してもらって、上から1階を覗いてみたのですが、照明のシャンデリアがすごくきれいだったなあ。日本人の方も、他の国の方もいろんな方が来られていました。ここの神戸のモスクは日本最古のものらしいですよ。第二次世界大戦で焼け野原になったときに、このモスクだけ焼け残っている写真はすごく印象的でした。
お話を聞かせていただいたときに特に印象に残っているのが、わたしが「どこでイスラム教と出逢うんですか?」というしょーもない質問*1をしたときに「真実を求めていたらきっと出逢います」と言われていたこと。その方はもともとマレーシアで暮らしていたときに回りにムスリムの方が多かったから触れる機会もあったようなんですが、「今まで、「これが間違いならじゃあ正解はなんなの?」とおもっていたことの答えがコーランを開いたときそこにあったんですよ」とも言われていました。「読み進めるとこれもそう、これもそうっていうのがたくさんあった」のだということ。ムスリムの教えは、日本人がお母さんから教えられる「あれをしちゃダメ、これをしちゃダメ」って言うことが同じように書いてあるそうで、そういった意味では日本の文化とムスリムの文化は似ているのだそうです。ただ違うのは、信じる神がいるかいないか、というようなことを言われていたなあ。あと預言者の意味を初めて知りました(無知でサーセンw)。「神様の言葉を預かって人々に伝える」役割を持つ人なんですね。そういった意味ではどの宗教で仰がれている存在もみんな同じなんだなあと。最後、礼拝の時間が来てしまってお礼を言うのもままならなかったのが心残りだったのですが、なんか、こうやってお話を聞くともう少し勉強してみたいなあとおもった。宗教学、ってやっぱり興味があるんだよね。

*1:普通に生活していて改宗するほど触れることはなかなかないんじゃないかとおもったもので