2017年夏、ノルウェー旅行記

リアルに毎年海外旅行に行くために働いている私なので、今年も旅に出てきました♪
去年は弟のいるニューヨーク(これはGW)、一昨年のポルトガルは友達と二人旅、と完全な一人旅をするのが実は三年ぶりだったのでこんな私でも行く前は少し緊張していたのですが、関空に着いた瞬間からもう気分は海の向こうに飛んで行ってしまい(早すぎ)、我ながら楽観的だなと心の中で笑ってしまいました。
今年の旅行、最初はバルト三国に行こうかなと考えて*1いろいろ調べたり特集されている雑誌を買って読んだりしていたのですが、いつものごとくスカイスキャナーで航空券を調べていたら、なんとノルウェーオスロ行きの航空券が10万円を切っている!安すぎ!!と、いうことで、即座に行き先を変更し、今回のノルウェー旅行となったのでした(笑)
そしてこのエントリ、覚書程度に書くつもりだったのがびっくりするぐらい長い長い、覚書というよりは旅行記になってしまいました。お付き合いしてくださるかたは、ぜひ。

*1:梨木香歩さんの『エストニア紀行』を読んだ影響(笑)

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先日、祖父が亡くなった。86歳だった。
5年前に脚立から落ちて背骨を折って入院している間に脳梗塞を起こし、そこからずっと入院していて、それこそ寝たきりの状態だった。脳梗塞を起こしたのも病院だったからすぐに対処してもらえて、集中治療室に入っていた最初の頃は話も意思疎通もできたし、身体も少しは動かすことができていた。看護師さんにリハビリをしてもらったりしていたのに、だんだん喋れなくなって、動けなくなっていって、話しかける言葉もここ一年は聞こえてるのかどうなのかなあ、というぐらいだった。脳梗塞になっても最初は喋れる状態だったし、集中治療室から出たらどんどん良くなるものと思っていたから、そういうものではないんだなとは思ってはみても、やっぱりそこはどういう理由でそうなってしまうのかはよくわからなかった。
わたしは祖父にとっては初孫で、可愛がってもらったと思う。わたしからは何かをできたかはわからないけれど、仲良くしていたんじゃないかなとは思う。よく駅前の喫茶店に連れて行ってもらったなあとか、プールにも連れて行ってもらったなあとか、夏休みの自由研究のために知り合いの田んぼを見学させてくれたこともあったし、大きくなってからは運転の練習のために祖父を助手席に乗せて田舎道をのろのろ走ったこともあるし、二人でカラオケ喫茶に行ったこともあるし、いろんなことがあったなあと、思い出していた。入院中も、わりとお見舞いには行った方だと思う。でも、こんなに急だったらもうちょっとお見舞い行けたら良かったかなあとか、その時は結構行っているつもりではいたけれど、やっぱり後からはそんな風に思ってしまう。

お通夜と告別式を終えてひと段落ついて、それまでや今思うこと、自分の気持ちを整理して書き留めておこうと思ったので、今これを書いている。
悲しいというよりは、寂しい、が正しいのかな。ずっとベッドの上で、自分で寝返りも打てないし、見える景色も毎日同じだったから、きっとつまらなかっただろう。それに、倒れてから長かったのに、すごくがんばってくれたなと思っている。だから、お疲れさま、がんばってくれてありがとうと声をかけた。でも、やっぱり数日前まで目を開けて息をして、少しでも動いている姿がまぶたの裏に残っている人が目を閉じて動かなくなっている姿を見ると、涙はどうしても出てしまった。生きていたのに、もういないんだということを実感してしまうとやっぱりだめなんだなあ。
悲しさも寂しさもあるけれど、天寿を全うしたと言えると思うので、お通夜も告別式も、そんなに悲壮感にあふれたものではなく、今までの感謝とか、思い出を語り合える、和やかな雰囲気だった。
みんな、いい顔をしていると言ってくれていた。
おじいちゃん、お疲れさま。ゆっくり休んでね。

『下鴨アンティーク』白川紺子

去年から本を自分のペースでできるだけたくさん読もうと決めて、月に2冊以上は本を読むようにしている(わたしはどうも読むのに時間がかかるので、2冊でもがんばっているうちに入る)。そんな中で、結構(いや、かなり)続きを楽しみに待っているのが白川紺子さんの『下鴨アンティーク』シリーズだ。

さいきん、初めから文庫で出版されるレーベルがいくつかあるけれど、これもそのうちの一つ。作者の白川紺子さんはこのシリーズで初めて知ったのだけれど、他にもコバルトなんかでも本を出しているのにだいたい半年に一冊ペースでコンスタントに新作が届けられるので、次回作もそれぐらいかな、はやく読みたいな、と先の楽しみができるのがうれしい。

下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)

 
下鴨アンティーク 暁の恋 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 暁の恋 (集英社オレンジ文庫)

 


並べてみてもよくわかるけれど、表紙がとても素敵だ。このシリーズは着物にまつわる謎を解いていくというストーリーなので、それぞれのお話に出てきた着物のモチーフが描かれている。色も鮮やかで目を引くので、思わず手にとってしまったのが『回転木馬とレモンパイ』。アンティーク、回転木馬、レモンパイ…と、私にとって心踊るキーワードばかり。どんなお話なんだろう?と読み始めたのがきっかけで、久しぶりに新しくお気に入りの作家を見つけられたことがうれしかった。

ちなみに刊行順に並べているので気づくかもしれないけれど、回転木馬とレモンパイは実はシリーズ二作目で、すこし読んだところであれ、これってもしかしてシリーズもの?と気づいたのだった。ただ、基本的にはひとつのお話でひとつの謎を解いていくものだったから、二冊目を最初に読んでもそれほど影響はなかった。なぜ主人公がそんなことをやるようになったのか、を知る前に読んでしまっただけで(わりとそこは重要な気はするけれども)。

主人公は京都に住む女子高生で、元が旧華族の家柄なので、住んでいる家も煉瓦造りの洋館という、まずその設定から私好みだった。主人公の鹿乃と兄の良鷹、そして良鷹の友人である同居人の慧という青年の三人が主な登場人物だ。鹿乃と良鷹は両親を早くに亡くしており、祖父母に育てられた。祖父母も亡くなっているのだけれど、祖母の芙二子がいろんな人から預かって蔵に保管している着物がなにやらどれも訳ありな代物で、何かのきっかけで着物に異変が起こったり、する。そして、鹿乃たちはそれを元に戻すためにその着物にまつわるエピソードを探っていくという、主にそういうお話。

祖母が預かった着物なので古いものも多く、持ち主がすでにこの世を去っていることも少なくないのだけれど、それでも周りの人や子どもや孫、関わりのあった人たちからいろいろな話を聞いて、それがそれぞれひとつの素敵なお話になっているのがとてもいいなあと思うし、わたしは大正や昭和初期という時代になんとなく憧れがあるので、それぐらいの時代背景のエピソードにまた惹かれるのだと思う。

登場人物やストーリーが魅力的なことはもちろんだけれど、鹿乃が着ている着物でテーマ遊びをしているのもまた、いい。

 

鹿乃が今日着ているのは、白と黒のモダンな市松格子の紬。グレー地の染め帯には、黒猫の柄。帯締めは紅白の市松模様で、帯留めは乳白色のとんぼ玉だ。帯揚げは白の絞りで、半衿は赤。
(中略)
白黒の市松は、チェス盤。黒猫は、アリスの飼い猫キティ。赤の女王に、白の女王。帯留めのとんぼ玉は、ハンプティ・ダンプティ──卵のキャラクター。すべて、『鏡の国のアリス』に出てくるモチーフだ。
『下鴨アンティーク アリスと紫式部 』ー 「アリスと紫式部」より

 

杏色の地に絞りで大柄なとんぼをあしらった小紋に、草色の籠目文様の染め帯を合わせていた。帯揚げや半衿は藤色で、初秋らしい、落ち着いたやわらかな色合いにまとめている。
(中略)
今日のテーマは籠目文様を虫捕り網に見立てての〈とんぼ捕り〉だった。
『下鴨アンティーク 神無月のマイフェアレディ』 ー 「星の光をあなたに」より

 

こんな風に時々でアンティーク着物の描写があるから思い浮かべるのも楽しいし、着物に憧れる。そしてこういう可愛い組み合わせや着方を考えつく作者も素敵だなあと思うので、読むごとにどんどんこのシリーズが好きになる。
そして、巻が進むごとに主人公たちの関係もすこしずつ変化していくのだけれど、一進一退でもどかしかったり、きゅんとしたり、ハラハラしたりと、それも楽しめて飽きのこない面白さというのかな、いつも次が楽しみ。ちなみにわたしはお兄ちゃんが大好きすぎるので、お兄ちゃんには本当に幸せになって欲しいし、お兄ちゃんの話もっとください…!!!(ちなみにこのエントリは最新巻のお兄ちゃんがかっこよすぎていてもたってもいられないので殴り書きしているという部分も、正直ある)

優しいお話ばかりだけれど、ときどきすこし悲しいものもあったり、でもどれも気持ちよく読めるもの。もはや次の巻が読みたくなっているわたしです。なんだか、京都に行けばみんなが今も着物の謎解きをしているような、そんな不思議な魅力があるんだよなあ。

 

映画『溺れるナイフ』


時間ができたので、公開初日、初回に観に行ってきました。一日経ってもなんかいろいろ考えていて、たぶんうまく文章にまとめられないだろうけど、その“なんかいろいろ”思ったことをひとまず残しておきたいなと思ったので、ひさびさにダイアリを書いています。
とにかく私は原作の漫画が本当に大好きで、もちろん全巻持っているし、連載中は先が気になりすぎて単行本が待ちきれず別フレを買っちゃったりするぐらい好きだったので、映画化を知った時は本当に嬉しかったし、すっごく楽しみで、キャストは誰なんだろうーーーーって考えたり、続報も待ち遠しくって、絶対観に行こうと思っていました。キャストは主人公の夏芽の小松菜奈ちゃんも、コウちゃん役の菅田くんも、大友役の重岡くんも、カナちゃん役の上白石萌音ちゃんも、まさにそこ!!ドンピシャ!!!って感じでメインキャストにはなんの文句もなく。だからこそ、あそこが違うあれはああだったとか思いたくなくって*1、原作と映画は全く別物であって同じものではないし、17巻を約2時間にまとめられるわけがないということをちゃんと心に留めて観ようと思っていたんですが…まあ、結果やっぱりストーリー知ってるからまったくまっさらな状態では見れてないし純粋には見れなかったけど\(^o^)/
以下はそういうすごく原作のファンの人から見た感想です。個人的に書き残しておきたいだけなので、観ていない人への紹介とか配慮みたいなものは、ないよ!(笑)

*1:なんか好きすぎるとついそういうところを探してしまう気がして

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いつまでもいちばん。ありがとう。


渡辺美優紀ちゃんの卒業コンサート、「最後までわるきーでゴメンなさい」に行ってきました。
なんばちゃんのことは相変わらず気にして見てはいるけど、コンサートに行くのは3年ぶりで、それがみるきーの最後のコンサートになるなんて全く思っていなかった。終わった今もまだまだ全然実感が湧いていないんだけど、みるきーはずっとずっと可愛くてかっこよくて綺麗で、最初から最後までずっとアイドルでした。
髪の毛も春先にショートにしたばっかりだったのに、いつの間にか急に黒髪ロングになっていて、卒業するから合わせてきてくれたのかなって思っていたんだけど、やっぱり本人もおたくが好きなみるきーを分かっていて、最後にそれを用意してくれたんだと知って、やっぱりみるきーはすごい人だなあと改めて思いました。
最高にアイドルで、でも同時にわりといろいろ自由な人だから、振り回したり匂わせたり(笑)するけど、ファンを楽しませようとしてくれるところが本当に大好きだなって思った。そして、コンサート中もずっと、最初から最後まで本当にずーっと笑顔でいるところ、涙を流さないみるきーみるきーらしくて、これからその姿が見られなくなるなんて寂しすぎて、おたくもうめっちゃ泣いた(;_;)残るメンバーや卒業生、特にさや姉の涙を見たあともいつものあの顔でにっこにこしてるみるきーがもう、本当に。
私はもともと、NMBがお披露目された頃に可愛い子がいるなあとは思っていたんだけど、実際にみるきーのことを知りたい!って思ったのはその何年かあとのUZAがきっかけでした。AKBはわりと好きで、もともとたかみなとか優子がお気に入りだったから、UZAも優子がかっこいいなあと思って歌番組も結構チェックしていて。きっとそのときのカメラワークなんだろうな、MJだったと思う、端で踊っていたみるきーのかっこよさにほんと一目惚れでした。なんかじゃにーずもそうだけど、私って本当に一目惚れ落ちのタイプ(笑)
ステージ上のみるきーはいろんな表現力を持っている、なんでもできるパフォーマーで、私はそのパフォーマンスが大好きです。久しぶりに生のコンサートを見て、さらにそう思いました。みるきーってすっごい「可愛い」が似合うアイドルで、ソロ曲「わるきー」も「優しくするよりキスをして」も超アイドル路線なんだけど、かっこいいって言葉も本当によく似合う。激しい振り付けでも身体の動きがしなやかで、溜めのあるダンスが本当にかっこよくて大好き。可愛い曲とかっこいい曲と、表情も全然違って、そういう見せ方も大好きなので、その姿が更新されなくなるんだなと思うと、もうさみしすぎて、こりゃもう、いかん…(;_;)
卒コンは最終日だけしか見に行けなかったんだけど、その中でももちろんずっと出ずっぱりで、すごく大変なんだろうにずっとにこにこで楽しそうだし、楽しませようとしてくれてるのがひしひし感じられて涙腺がもう全く仕事してくれなかった…。切なくって寂しくてなんかもうどうしたらいいのかわからん状態なんですが笑、引退するのかなっていう、卒業後を思ってしまうからかなぁ。みるきーは自分のことをよく分かっていて、だからここで綺麗に引退するのかな、って考えてしまう。やすすが作ってくれたみるきーの卒業ソングは「夢の名残り」という曲で、私たちがみるきーを見ていた時間は夢だったのかなぁと思わせられるような、そんな。「涙を流すくらいなら 待ってて欲しいよ夢の続き」っていう歌詞があるんだけど、いつか本当にそんな夢の続きが見られる日は来るのかな?とか、おたくいろいろ考える…無意味な語りが止まらない。
あ、ちなみに上の動画の3:55ぐらいからのみるきー、私、めっちゃ好き(^O^)この、最後なのに若干ふざけた笑いが最高に好き(笑)

私はさやみるきーとまではいかないんだけど、それでもやっぱり運命的で特別な二人だなと感じずにはいられなくて、この曲も号泣以外ありえなかった( i _ i )さや姉がみるきーに曲を贈ってくれたことが素敵すぎる餞だし、出会えて良かったっていう言葉に何度でも泣けるわ( i _ i )同い年で、同期で、でも見た目も中身も持っているものも全く正反対のふたり。さや姉が言ってくれたように、正反対だからこそ、自分は自分でいられた、って。お互い意識してしまってきっとたくさん辛いこともあったんだろうけど、ほんとこれ運命だよなあ。
卒コンでこの曲のあとに卒業生がたくさん来てくれて、一期生で「卒業旅行」を歌ってくれたんだけど(ダム崩壊した)、歌い出しでさや姉が泣いて歌えなくて、もうほんまあれあかんで!!!!!!!!そのあとのフレーズを菜々ちゃんが歌い出すのと交代でしゃがみ込んださや姉のその背中を見て、これからのさや姉を想って泣かずにはいられなかったな。総選挙のスピーチで、さや姉は一人で戦っているわけじゃないって言っていたし、それは当然、頼もしい同期も後輩もいて、よーく分かっているんだけど、実際の選抜のところや人気とか知名度とか、そういうところで一緒に前で引っ張っていける存在がやっぱりまだ確立できてないと思って、そこを一人で背負って進んでいくのはしんどいだろうな、とか。
ただ、みるるんが最後の挨拶で「さや姉とみるきーの次のソロ曲狙ってたのにりりぽんに取られて悔しい」「センターは絶対自分がとる、誰にも譲りたくない」って宣言していたのが胸熱すぎた。さや姉言ってたけど、そうやって面と向かって言えるのは本当にいいことだと思う。みるるん頼もしいよ(;_;)私はやっぱりなんばちゃんが好きだなあ、これからも応援していきたいなあと改めて思いました。それでもみるきーがいないなんばちゃんはつらいかもなー( i _ i )

西の善き魔女

先月末くらいに突如読み返したくなって、大好きな荻原さんの西の善き魔女を猛スピードで読み返していました。家に帰ったらずっと読んでたし、GW旅行中も飛行機の中でひたすら読んでいたっていう。しかも、そのために電子書籍も買ってしまった><
大好きな作品はふと読み返したくなるものです。そして、本にもやっぱり合う合わないがあって、好きなタイプの本ってページをめくる手が本当に止まらないんだよなあ。面白い本を読んでいる時の幸せに勝るものってなかなかない。

初版は97年だから、一巻を初めて読んだのは6年生の頃だったんだなと思うと当たり前かもしれないけど、結構いろいろと忘れていて、改めて読むと本当に面白くて、数時間で読んでしまった。ちなみに西魔女は文庫やらハードカバーやらいろいろ出ているけど、私は初版のノベルス版の一巻の表紙が一番好き!本当にフィリエルが妖精みたいで美しいんだー。この巻はさすがに結構覚えてた!でも思った以上にスピード展開だったんだなと読み返して思った次第。まさかのアデイルが作家だったり、学園での駆け引きとか、でもまっすぐぶつかるフィリエルとか、最終的に盛り上がって終わるから面白いー。ちょっと切ない巻でもある、のかなー。語彙力がなくて面白いしか言えない(笑)雪白とバラ紅は記憶にあったけど、ここだったか!と。牛島さんの挿絵が綺麗で覚えてたんだよね。童話が散りばめられていて、お、おも、面白い!←そればっかり ユーシス様が真面目で憎めない。竜って、竜って、、、っていう巻(笑)読めばわかるけど。壁に消えたフィリエルが戻ってきたあとのあのシーンは読者みんな覚えてるところだと思う…あれは…たまらないよね。牛島慶子さんの挿絵が一番雰囲気に合っていたとは思っているんだけど、この表紙も大団円!って感じでいいなあと思いました。
最初から最後までフィリエルは型破りで変わっていないところはぜんぜん変わっていないのだけど、みんなみんな成長していて、変化していて、いいんだよなあ。そして女王に目見えるシーンから次の女王の決定、グラールの秘密や問題は解決されないままだけど、それでも未来へ広がる希望に満ちていて、あーーーー!!もう!!西魔女はいいな!!ってなる(笑)ちなみにこの巻だけ割とSF。フィリエルとルーンの子供時代、セラフィールドでの最初の四季のお話。フィリエルは子供の頃からフィリエルだったんだなぁとか、ルーンがフィリエルに出会って博士に出会って人間らしくなっていく姿にとてもとてもきゅんとする。気持ちに正直なフィリエルが気持ちいい。夏の章が好きだなー。荻原作品に出てくる男の子だいたいむっつりすけべだなと改めて。ファンタジーだけどSF要素もあって、なかなか新しいタイプのお話だよなあと。そうそう、外伝3だけそういえば間があいていて、ハードカバーの巻数に合わせるために書かれたものみたい。
ちなみに、7巻がないのは読んでないからです(笑)いや、アデイルももちろん大好きなんだけど、フィリエルもルーンもほとんど出てこないって分かってると、まあ、話知ってるしいいか!となってしまって…^^でも、外伝の外伝みたいな小話も入ってるから買ってよかった。いつでも読み返せるし!

有給の有効な使い方

今日休んでしまうと4連休になるのでちょっと心苦しい気持ちもありつつ、かねてから乗ってみたいなあと思っていた丹後くろまつ号のスイーツコースを体験してきました♪

で、心苦しいとか言っておきながら、旅が始まると普通の休日かと勘違いするほど仕事のことをすっかり忘れて楽しんでしまった充実の一日だったのでした(*´∀`)写真がたくさんなので、隠しておきます。
くろまつ号は金・土・日・祝だけの運行なので、せっかくだから有給取って行こう!と決めたのが9月。季節によってメニューも変わるみたいで、乗る前から楽しみで楽しみで!写真は右上から砂丘甘藷のモンブラン、ラムレーズンのマカロン、ジンジャーフィナンシェ、丹波黒豆ショコラ。どれもすっごく!!!美味しかったけど、丹波黒豆ショコラがお土産に欲しすぎるおいしさだった…。
くわしいおやつの説明はこちら

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