- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 文庫
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伏線はいつでもいくらでも張られているが、それがわかるのは思い出になってからだ
という一文にはっとしました。うーん、そうなんだよな。そのときに分かっていれば、ってもちろんおもうけれど、それってやっぱり本当に難しいことなんだよね。この本は実は中学生のときに買っていたのだけど、そのときはどうも読み進めることができなくて、でも今読むと本当に面白いなあとおもいました。わたしが蓉子たちと年が近くなったこともあるだろうけれど、こうやって昔受け入れられなかったものを受け入れられるようになるのはとてもうれしい。
ちなみに『からくり〜』の方はハードカバーなのだけれど、わたしはやっぱりハードカバーが好きだし、厚みのある本が好きだなあとおもいました。読み終えて、裏表紙を閉じる瞬間の満足感がたまらないのです。まあ、文庫本は持ち歩きができるから手軽でいいのだけれど、わたしは電車の中で読んだりってあんまりしないんだよなー。雑音とか入ってくるし。家でゆっくり読みふける時間が好きです。
*1:りかさんの文庫本に収録されている