可愛い世界 ––ノルウェー民俗博物館

昔に比べるとほんとうにブログを書こうとか文章を書こうとかそういう気持ちになることが少なくなっていて、でも、何か書き残しておきたいなあと思うのは決まって旅行先のこと。

べつにたいした記事が書けるわけではないけれど、とても素敵なところだよということを、伝えたい気持ちがあるからなんだろうと思う。そしてわたしは自分の好きなものを素晴らしいよ!よいよ!!と言いたがりな人間で、それをしかも人が好きになってくれたら、興味を持ってくれたらもっとうれしいから、だからこうやってネットの(ものすごく)端っこでも書きたくなるんだろう。
写真だってただの自己満足ではあるんだけれど、でもやっぱりその場所の雰囲気を伝える手段はわたしにとっては写真が一番なので、写真を上げてこうやって更新しようかな、と思う。今年の夏はノルウェーに行ってきたことはもう記事に上げたけれど、特に切り取って残しておきたかった、オスロノルウェー民俗博物館の写真たち。日本にはなくて、そして、ノルウェーにもまだあるかもしれないけれど、今はきっととても少ないもの。

なんだか、ドールハウスの中にいるみたいだ。
ずっと、なんだろうこの雰囲気、と考えていたんだけれど、今これを書いていてふっと浮かんできたこの表現が一番しっくりくるかもしれない。家の中に使われている色も、壁紙の柄も、パッチワークのベッドカバーやトレイを下げているリボンも、どれもアンティークのドールハウスみたい。

敷地内にはもっと古い時代の家やお店なんかの建物もたくさんあるけれど、こういう風に生活感を演出されているのはこの一角だけ。ここにいる間じゅう、とても楽しかった。いっそここで暮らしたい!と思ったぐらい。私はファンタジーの世界を愛する人間なので余計に惹かれるんだろう。