文字とか漢字とか文章とか、そんな話

昨日は結局行きも帰りも飛行機だったんだけど、JALの機内誌で読んだ浅田次郎のエッセイがなかなか興味深かった。
領収書を切るときによく「どういった字ですか」と聞かれたり、朝田と書かれたり、浅の字に線が一本足りなかったり点が足りなかったりするという話から始まって、要するにパソコンで文字を書くと記号として認識しているのでそういうことが起こる、とかまあそんな話(違ってたら大変申し訳ないけどだいたいこんな感じ)。そこから派生していろいろ考えていた。この話のことを言うと、確かに大抵の漢字は読めるけど(本とか漫画とか読んでたらふりがなで自然と覚えてるもんだとおもう)、書くときに「あれ?」っておもうことは少なからずある気がするな。パソコンとか携帯とか、一発で変換できてしまうと細部まで確認することもあんまりないし。
パソコンで書くこと。最近父親のブログ(うん実は書いてるんだお父さんも)で「デジタル文字」と「手書き文字」の違いを考えていたけど、「書く」という行為でも画面上に書くのと紙面上に書くのとでは動作が違ってくるんだなー。パソコンで「書く」と動作では「打つ」「たたく」になる。そう考えると攻撃的な文章がうっかり出やすくなるのも確かにそうなのかもしれない。うむうむ。
やっぱり便利だからパソコンで記録を残してしまいがちだけど、たいせつなことは手書きの文字で伝えたり、残しておけたらいいなあとおもった。心がけよう。なんか、日本語って面白いなー。