つい先日、33歳になった。
30代を3年も過ごすと自分の年齢が何歳だろうが特に気にならなくなってきて、感慨、というものもこれといって感じなかった。ただ、普通の一日。
でも、前日は実家でケーキを用意してくれたし、当日は妹が一緒にロイホでご飯を食べてくれてプレゼントもくれたし、一日遅れでNYにいる弟がメールをくれた(時差とかじゃなく、あれはたぶん普通にそのとき思い出して送ってきたんだと思う笑)。ずっと知っているし疑ったこともないけれど、やっぱりわたしは家族に愛されているなということをあらためて感じて、うれしかった。わたしの人生で一番幸せなことは、この家に生まれてきたことかもしれないな、と思う。だからこそのしがらみ、みたいなものもあると感じているけど、それは家族のせいじゃなくて、自分の気持ちのせい。

33歳。もう世間ではいい大人の年齢なのにまだまだ自分は子供としか思えなくて、そして、まだまだいろんなことに悩んで、しかも真剣に向き合えなくて、ぼんやり過ごしている。そんな自分がいやだと思うけど、結局何も動かないままで、きっとこの先もずっとこのままなんだろうなと、考えてしまう。わたしは好きなこともしたいこともたくさんあるけれど、何が一番好きだとか、何を一番やりたいだとか、そういう、まっすぐ一本、がない。だから自分を持っている人にものすごく憧れてしまうんだろうなあ。

4年近く一緒にいた人と、付き合っている、という状態を解消した。それは言ってしまえば結婚相手を探すためだし、親を満足させるためなんだけど、実際自分が結婚をしたいかどうかは正直なところわからない。自分がもっと普通の人生を生きられる人間ならよかったし、そうでないなら自分自身をちゃんと見つめていられる人間ならよかったのに、そのどっちでもなくて、情けないなあ。
とにかく婚活的なものをまた再開した。でも、やっぱり気は進まなくて、結局のところ自分が心を決めない限りは、状態はずっと同じなんだろうと思っている。楽しいことや好きなことばかりをしていたらだめだな。それか、好きなことをして生きる、と、心を決めるか。どうするか。どこで、何を、決められるのか。

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