あと数か月もしたら、3回目のぞろ目の歳を迎える。この歳にもなると、周りはほとんどと言っていいぐらい結婚したり子供を産んだりしているわけだけれど、果たしてわたしはそういうことを望んでいるのかなあなんて、実のところ、なんだかよく分からなくなっている。

結婚して幸せに暮らしている友達もいれば、離婚した友達もいるし、子育てもわりとうまく行っている友達もいれば、ノイローゼ気味になっている友達や、不妊治療を何年もして、やっと子供を授かった友達も、いる。そういう、いろんな視点からの話を聞いたりしていると、わたしは結婚して子供を産んで育てて、という生活をしたいのかどうなのかなあ、なんて考えることがままある。親には結婚をせかされるというか、母親には自分の友達の息子が良い子らしいからどうかとか言われるし、最終的にはいとこ(ただいま高一の男の子)にも迷惑かけることになるかもしれへんのやで!と攻め気味に言われたり、妹には「お姉ちゃんが結婚しないと、わたしが世話しないといけなくなるねんから、結婚せえへんならせめてちゃんと貯金しといてよ」とか言われたり。なかなか世知辛い世の中です。

もちろん親が子供を心配するのは当然のことだと思うんだけど、わたしは家事も好きじゃないし*1、一人で好きなことをしている時間がなによりも大事だし、結婚したらそのきらいな家事を基本的には担うことになるわけで(分担してくれる人もいるのかもだけど)、さらに大好きな旅行ももちろん断念しなくてはいけなくなることもあるわけで、そこまでしてわたしは「人に迷惑をかけないための結婚」に走らないといけないんだろうか?という、葛藤、うーん。絶対結婚したくないというわけでも、子供が欲しくないわけでもないから、すべてがぴたっと当てはまったり、「この人のためなら」と思える相手がいれば違うんだろうけど、さすがに今の環境で、そんなにうまくいかないことは分かっている。

誰かに迷惑をかけたくない気持ちはもちろんあって、そのためにはパートナーや子供がいてくれた方がいいことはわかっているんだけど。このまま独りでいて、呆けたりせずに元気なうちにぴんぴんころりできたらいいんだろうけど、病気になったり、介護状態になったり、したら、ねえ。そんなことを常々考えている。できるだけ、楽しく生きていきたいものだけど。

*1:今は一人暮らしだから、自分のペースでやりたいようにできている