www.ghibli.jp
先週の金曜日、有休を使ってハルカスの美術館でやっていたジブリの立体建造物展へ行ってきた。
前に六本木でやっていたジブリの大博覧会にも行ったけど、今回のこれもすごく行きたかったので(有休を取ってまで)今まで特に自覚があったわけではないのだけど、たぶん、いやいや確実に、ジブリがめっちゃ好きなんだろうなと今更ながら思った。

私の家から天王寺までは一時間ちょっと。開館が10時だったのでそれより少し早めに着けたらいいなぐらいに思っていたら、張り切って目がすっきり覚めてしまった。いつもの出勤時間よりも早く家を出る段取りの良さを発揮することになり、我ながら遠足の朝だけ早起きする子供みたいだなあと思って、笑えた。結局通勤ラッシュにそれほど揉まれることもなく、わりと早くに着くことはできたけど、なんと10時開館なのに9時半にはもうちらほらと並んでいる人がいてびっくり。平日に来ることにしてよかったと思いながら、あまりにもお腹が空いていたので、ひとまず上の階にあるカフェで腹ごしらえ。前にも来たけど、窓が大きくて外がよく見えて好き。

f:id:Hlyrnir:20180207002213j:plain
チーズトーストのモーニングセット¥390
食べ終わってさあそろそろ並ぶかな、と行ってみたら、もう50人ぐらいの行列!エレベーターから降りてきた人たちも続々とチケット売り場に直行していて、平日でも、ジブリ、なめてたなあ。

なんか余計な話ばかりしてしまったけれど、展覧会は本当に行ってよかった!と終始感動しっぱなし。入口から実物大の千と千尋のセットや「耳をすませば」の地球屋のセットなんかがお出迎えしてくれて、それも楽しかったんだけど、何よりジオラマが細部までリアルに作られていて、感動というかむしろ、興奮した。ハイジの山の風景の大きなジオラマ*1から「魔女の宅急便」のグーチョキパン屋さん、アリエッティのおうち、トトロの草壁家、などなど。一番の目玉はもちろん3メートルの油屋のジオラマ。隅から隅までじーーーーーーーーーー、っと観察してしまった。ちなみに私はジブリ作品ではダントツにラピュタが好きなのだけど、パズーの働いている炭鉱のジオラマもあって、大興奮。ラピュタの区画の説明図もあったり、ジオラマだけじゃなくて背景画も充実していて、きっと人が少なかったら何時間でもぐるぐる見ていられたなと思う。見ていたかったな、まあ、やっぱり人が多かったのもあって、さっと流してしまったものもたくさんあるのですけど。

そういうものものを見ていてふっと湧いてきたのが、やっぱりジブリの「実際には存在しないものや場所、を、まるでどこかに存在しているかのようにリアリティを以て描かれていることのすごさ」というものをとてもとても強く実感して、感動した。たとえばわたしは「君の名は」も大好きで3回観たけど、あれはリアルに存在している場所を忠実に、そしてより美しく描かれていることに感動したなあという思いがあって、ジブリはそれとは反対だなあ、と、なんかそういうことを感じたのでした。
うーん、アニメ、超すごい。大好きだ。

*1:町の部分には汽車がなんと動いていた!子供たち釘付け