アイルランド4日目タラの丘〜ニューグレンジ

さてさてだらだらと綴っている旅日記もやっと最後です笑。ちゃんと書ききったがんばった。アイルランド、ぜひぜひまた行きたいです。すごく好きな雰囲気だったなあ。そして違う文化に触れることはやっぱりすごく面白くて興味深いんだってことを改めて感じたので来年もまたどこかに行きたい!


最終日はまたまた現地のバスツアー。今度は「地球の歩き方」に乗っていた評判がいいというツアーで、ニューグレンジとタラの丘に行ってきました。ニューグレンジ(世界遺産)に行くツアーはほかにもたくさんあったんだけど、タラの丘にどうしても行きたくて!!ほかのツアーじゃ寄るのがなかったんだよね。行けてよかったなあー。

上の二つはダブリンの中心部にあるすんげー高い何かよくわからないもの…。地面とかになにか説明とか書いてあるのかなあってぐるっと回ってみたけどなーんにも書いてない。遠くからみるとスピアみたいな。帰る日に空港まで乗せてもらったタクシーの運転手さんによると、何度もセントラルポイントって言ってたから単に中心ってだけみたいで何かあるわけではなさそう。いったい何メートルあるのかな。ビルじゃなくて一本の柱?で下から見上げるとまさに天まで届きそう!これだけ大きな鉄柱を見上げるって結構迫力あったよ。写真に残してもなにも面白くない気はするけど…近くを通るたびに下から見上げていました笑。
かわいらしいキャンディショップとかあれは映画館だねーとかふらふら寄り道しながら集合場所へ。珍しく日本からの旅行者に会った!同世代ぐらいの女子3人組でした。10日間ぐらいで回ってるんだってうらやましい〜。チケットはバスセンターで10%だけ前払いして残りは当日に。ツアーガイドのおばあさんがお釣りじゃらじゃらしてました笑。


バスに揺られつつタラの丘へ。センスがなくていい写真が撮れず…残念。上空から見るとこんなかんじになっているみたい。すごく見晴らしがよくってね、気持ちよかったなあ。お天気は残念ながらそこまでよくはなかったんだけど(曇ってた)、ああここがタラの丘なんだ、アイルランドの中心なんだなあってしみじみ思いました。いや、いまのアイルランドの人たちはどう思っているのかは分からないんだけど。そしてまたしても『夏の王』のタラの丘で火を灯す場面を思い浮かべていました。ここにいっぱい集まって…みたいな笑。素敵な光景!

人質の墳墓!ここでフィンダファーとグウェンが泊ってて…!ってまたわくわく。しかしまあこういうのを見たいがためにアイルランドに来たようなものなのでしょうがないです笑。でも奥行きは思ったよりなくてこんなものなのかーとびっくり。わたしもここで泊ったら攫われたりしたかなー(夢見るのもいい加減に^^)。

苔むした石棺…。日本ではこんなふうに写真を撮る気にはなれないけど、外国だと意味合いは同じものなのに違って見えるのが不思議。向こうの人からしたら日本のだってそんな風に感じるのかな。近くには草原を見はらすような場所にお墓が並んでいたりね、とても眺めがいいところでこんなところにお墓があったら幸せかもなあっておもいました。
そしてタラの丘を出発してニューグレンジへ。途中でお城ががあって、よくわからないままに帰ったら調べよう!って名前をメモして帰って、調べてみたらU2とかがライブをしたところみたいでした。SLANE CASTLE。お城で野外ライブっていいなーなんかかっこいい!

ニューグレンジではまずビジターセンターへ。ビジターセンターから遺跡までの移動手段はシャトルバス。↑の掲示板のようなところに貼り付けてあるのはそのチケット。バスは時間指定されいて、チケットはその時刻が載ってるシールです。バスに乗る前はまだ時間が早かったからかほとんどなかったんだけど、わたしが見て帰る頃にはいっぱいになってたな笑。かわいかったので撮ってみたよ!バスの時間まではビジターセンターとか、バスターミナルの周辺でぶらぶらしていました。

こちらが世界遺産ニューグレンジ!5000年前に造られたものだそうです。ピラミッドよりも古いんだよすごいよねえ。ニューグレンジの説明はこちら笑。発見時の写真を見ると今はずいぶんきれいに整備されてもとの形に戻ってるな。でも、高松塚もそうだったけど、わたしはうずもれてる方がなんかやっぱり想像力をかき立てられる。てか、調べてみて知ったけどニューグレンジにまつわる神話もあるんだな。今度文献ないか探してみよう。あるかな、微妙だな笑。

ニューグレンジの入り口。上にルーフがあって、下から中に入れます。石室の中は狭いけど、奥に入ると天井が結構高かった。天井といってもピラミッドみたいにぴたりと長方形の部屋になっているとかじゃなくて石を積み上げた空間だけど。でもその石が大きさは違えど崩れ落ちないようにがっしり積み重なっているって考えるとすごい。大きい石のお皿みたいなものがあったり、柱やそこらの石に入り口の石と同じようなうずまき模様が刻まれていたり、これまた不思議。
冬至の明け方には奥まで太陽光が届くようになっているんだよね。タラの丘の人質の墳墓も決まった日に太陽光がそそぐようになっているみたいだし。昔の人ってほんとうに不思議な仕組みのものを造るんだなあ。それに、どこでもやっぱり太陽の光って信仰の対象で重要なんだなあって実感。中では説明のためにいったん電気を消して、ちょうどこんな風に太陽光が入ってくるよって外からライトで照らされるようになっていて、なんか幻想的だった。わたしが見たのはライトだったけど、実際の太陽光だときっともっともっと神聖な気持ちになるんだろうなあ。まあ、一人で見ることなんて一生無理だけどさ!でも見てみたいものです。ふふふ。

というわけで楽しかった旅行もおしまい!翌日は早朝にホテルを出て空港へ向かったので、実質観光できたのはこれが最後でした。最後にホテルの入り口をぱちり!ありがとう!
帰る日は朝6時ごろに出発、ダブリン空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港で乗り換え。同じ時期に南欧に遊びに行ってる姐さんいないかなってちょっと探したけど、姐さんが帰るのは翌日だったみたい笑。帰りはエールフランスで。映画とかゲームは行きのKLMのほうがよかったなー(何といってもKLMはテトリスが入ってた笑!)帰りはトリックとかたつむり食堂を見ました。日本語で見れる映画がほとんどなくてだな。両方とも面白かったけど。
あっという間に終わっちゃったけど、しみじみ思い返すととてもいい旅だったなあと思い出されます。たしかにこれといって何があるというわけではないんだけど、どこか懐かしくて親しみやすい国でした。うん、また行きたいなあ。