飛鳥サイクリング日記1

思い立ったが吉日!というわけで、土曜日は奈良県明日香村までキトラ古墳の壁画を見に行って、せっかくだからレンタサイクルでいろいろと回ってきました。土曜日は本当に良いお天気で、暑かったけど坂を下りながら受ける風は本当に気持ちよかった♪ふだんそんなに頻繁に自転車に乗るわけではないですが、やっぱり気持ちよくて好きだなあとおもいました。自転車を選んでよかったなあ。ちなみに一日中乗り回していたので、実はまだ筋肉痛が抜けていません…笑。以下長ったらしい日記。


キトラ古墳の壁画を公開している飛鳥資料館が9時から開館ということで、事前に路線情報を調べて9時過ぎに着く予定で行ったものの、乗り換えが分からずに阿部野橋で違うホームに上がってしまって結局橿原神宮前駅に着いたのは9時半過ぎ。そこからレンタサイクルで資料館へ。地図は見れる人で基本的に迷子になることは意外とないわたしなのでいい気分でこいでいたんですが、狭い路地とかになるとこっちであってるのかなーとおもいつつちょっと不安に笑。とにかく朝から暑かったなー。
結局着いたのは10時15分ぐらいだったかな?朝早いとはいえやっぱりそこそこ人は多くて、壁画も静かにゆっくりはもちろん見られませんでした(しょんぼり)。あと、壁画とはいえはがして保管してあるものなので、展示してあるものは石版といった感じでそれがちょっとばかし残念。やっぱり切り取られているとまた雰囲気や感じるものも違って見える気がします。最初に発見した人は本当に鳥肌ものだっただろうなあ…と想像した。東壁の青龍・北壁の玄武・西壁の白虎・南壁の朱雀と回ります。青龍は汚れでほとんど見えずだったけど、きっと色鮮やかできれいだったんだろうなあ、青。青龍と白虎の胴体は同じ下書きを使って描いているらしく、そこから想像を膨らませておきました。中国や韓国の朱雀も違う部屋に参考として?展示してあったのだけど、そちらは正面から羽を広げた孔雀のような姿が多かった。キトラ古墳の壁画は胴体が横向きで、解説には「飛び立つ直前の姿」とありました。実物ではちょっと薄くてよくわからなかったんだけど、拡大してあった写真を見たら目がとてもきれいだったな。四つの壁画の中で一番わたしが心惹かれたのはやはり白虎でした。もちろん一番きれいに全貌が残っているのもあるのだけど、どうにもこうにもかっこよかった。
1300年前にこれを描いた人がいるという事実に感動したよ。しかしこんな素晴らしいものを作り出すのが人であれば、暴いて壊すのも再生するのもまた人なのですよね。ふーむ。


そのあとはふらふらと石舞台古墳へ向けて出発。途中に飛鳥坐神社飛鳥寺、板蓋宮跡があったので立ち寄りつつ。わたしはやっぱり寺にはあんまり興味がないということが良くわかりました笑。
板蓋宮は大化の改新のあった場所。過ぎ去った過去に思いを馳せるのは得意なので笑、板蓋宮跡ではこの辺りで中大兄皇子が…とか蘇我入鹿が…とかぼんやり飛鳥時代に思いを馳せつつ。とりあえず本当に写真を撮っていないので石舞台古墳の写真でもぺいっと載せておきます笑。石舞台とはいえもともとは盛土も被さっていてちゃんとした古墳の形だったのが流れてしまって石組が露呈しているということで、古墳の内部はこういう風になっているんだということがよく分かって興味深いです。しかし石舞台古墳はすごく天井が高い!村のボランティアの方が他の観光客の団体のひとたちに解説しているのに聞き耳を立てていたのですが、高松塚とかキトラは天井も1メートルとかそんなものらしいですね。どういう変遷で大きさが変わっていったのか気になるのでまた調べてみよう〜。
石棺を再現したものも端っこに置いてあったのですが、これまたでかいねえ…エジプトの王家の谷で見たツタンカーメンの棺を少し思い出しました。同じような形ですね。まあ棺は棺なのでだからといって特に驚くようなことでもないけど、なんか思い出したから。
というわけでまだ高松塚とか甘樫丘とかありますがこれ以上長くなってもあれなので続きはまた後日別エントリで。