カンボジア旅行記4

今日はついに最終日!なんだかすごく時間が経つのが早いような気がします。
午前中はバンテアイ・スレイとバンテアイ・サムレ、午後からはマーケットを見てからスラ・スラン、バンテアイ・クデイ、タ・プロームへ行って、そこから空港へ行って帰路につくというスケジュール。ちなみにシェムリアップを21時半出発で、ホーチミンで乗り換え後の出発が0時15分というしんどいフライトでした(笑)。



バンテアイ・スレイのレリーフはどれもすごく深く彫られていて手が込んでる!という感じ。すごく綺麗でした* だいたい入り口の上に神様のレリーフがあって、これは何をしているところ、何をしているところってガイドさんがひとつひとつ教えてくれて、そういうのを聞きながら見るともっと楽しくなります。ただ日傘をさすのはいいんだけど狭いんだからちょっとは考えてくれないかな…とおもう人もいて少し気分が萎えたなあ…。



これはバンテアイ・サムレの正面にある獅子のお尻です(*´艸`)なんか可愛かったから撮ってみた…。ちなみに日本のお寺の狛犬みたいに阿吽の口にはなっていません。サムレの方は人がほとんどいなくて静かでした。中に占い師のおじいさんもいたな(笑)。
ここでガイドさんがポルポトとか内戦時代ことをたくさん話してくれました。銃撃から逃れるためにアンコールワットで数日間過ごしたこととか*1、旦那さんのご両親と兄弟5人がポルポトの犠牲になったこととか、目の前で子どもが殺されるのを見たこととか。平和になったのはほんの20年ほど前のことで、わたしたちが普通に生活している間にもそうやって争いが起こっているのだなとひしひしと感じました。国同士じゃなくって、同じ民族でも殺し合うなんて信じられない話だけど、いろんなところで起こっているってこと。



これは全部タ・プロームの写真です。タ・プロームは他に比べて遺跡に生えている木が大きくて、いっぱい生えていたので修復がほとんどできないまま見つかった当初に近い形で残されている遺跡です。これを見ると本当に自然の驚異を感じずにはいられませんでした。回廊を破壊して根っこが生えているし、中に入っても壁から根っこが顔を出していたりするし、本当にすごい!石を積み上げただけの建物なのに、こーんな巨木に何百年も乗っかられて、これだけ残っているということは驚くべきことだよなあ。なんておもいつつ、RPGに出てきそう〜〜〜とかわくわくしたゲーマーでした(…)。
どこも発見されたときにはこんな感じだったのかなあとおもうと感慨深いものがありました。神秘的だったなあ。ちなみにここがラピュタのモデルって言われているところで、アンジートゥームレイダーの撮影をしたところですよー。



正直クメール料理はあんまり口に合わなかったんだけど(笑)、最終日のカフェで食べたのはおいしかった!フランス人かイタリア人ぽい感じの人がカウンターに立っていたので、オーナーが外国の人なのかなあなんておもったりしていました。



これは中から外を撮った写真なんですが、この辺は結構栄えていて、お洒落な感じのお店もたくさんありました。右の写真をよく見るとインターネットのマークがあるのが分かるかなあ。至るところにネットカフェがあって、まだ家にネットがある家が少ないのかなあなんておもったりしていました。
午後は時間がいっぱいあったのでゆっくり遺跡を見て回って、空港まで車で送ってもらいながら4日間をおもいだしていました。ガイドさんに「娘さん帰したくない〜」なんて言われちゃった(笑)。いろんな遺跡を見て、いろんな文化に触れて、充実した旅行になりました♪
あ、帰りのホーチミンまでの飛行機はなんとプロペラ機だったよ〜!初体験!

*1:いろんな遺跡に銃弾の後が残っていたりもした